「ない!ない!なーい!」
娘が叫んでおります。
イラストを描くのが生きがいになっている娘が、
ペンタブのペンがない!と騒いでおりまする。
またかよー。
ぽいっと置いとくからじゃねーかー。
と思いつつ、しばらく知らぬ顔を決めこんだ。
「あれがないと、描けない!私の貴重な時間が無くなる!あああああああああ!」
「ない!ない!ない!なんでないの!?」
声の悲壮感が上がってきた。
「お父さんや!探し物してたもん!お父さんが犯人や!」
「ああああああああもうダメだー!」
五
月
蠅
う
る
さ
い
!
\\\٩(๑`^´๑)۶////
しかし
しかしだ!
この時、私にはもう一つの感情が
芽生えておりました‥
これ‥無くし物した時の私そのものじゃね?
だって感情の起伏といい、絶望感、焦りの気持ちが手に取るようにわかる!
私も旦那や娘に同じセリフをぶつけて探し物をしてた!
ああああああああああああああああああ
すんまへん。
私は旦那や娘がそうしてくれたみたいに、一緒にペンタブペンを探し始めた。
air「ここ見た?」
娘「そんなとこにある訳ないやん!」
私もそう言い返したことある‥
air「ないって事はあるはずない所にあるゆうことやんか!」
といつか旦那に言われたようなセリフを娘に返す。
しばらく探したが見つからない。
今日は秋なのに気温も高く、エキサイトした女2人の部屋は暑くてたまらなかった!
私はエアコンのドライをつけてしばらく
倒れておりました。
部屋の向こうでは、あまりにも無いからか
テンションが変になった娘がまだ探している声。
娘「どこいったんでしょうかねえ〜困りましたねえ〜」
も少し休んだらまた探すか‥と思っていたら娘がピョン!と飛んで私の側へ来た。
私がうつ伏せになって寝ている上にガバッと乗ってびょんびょんし始めた。
※注 異常行動に見えますが我が家では普通👈
暑くてテンションおかしくなったな‥
air「よしよし涼んでから探そうか。」
と言うと、何やら背中に文字を書き始めた。
なんや?
あ…
っ…
た…
‥
「あった!?」
ギャハハー!と笑う娘!
バシバシ叩く私!
それを跳ね除けて取っ組み合いする
ええ歳の母娘!
一連の流れをVTRに撮っていたらどんなに面白いものだったかしれませぬ。
まっこと残念!
何処あった?と聞くと
ほんと、足元のあたりらしい。
お
い
!
お母さんはゴミ箱まで探したよ!
しかし
ホント
娘のふりみて我がふり直せ。
身にしみたなあ〜
わはははははh