皆さん、さくらの香りってピンと来ますか?
桜餅の匂いや街に溢れる桜の香りと銘打たれたグッズを思い出すのでしょうか。
うーん。
確かにあの匂いたちは桜の香りかもしれません。でも私が知っている桜の香りは、桜餅の香りよりもっと軽くふんわりした甘さがある。
皆さんお花見に行くと思うけど桜の香りを楽しむ事はあまりないんじゃないかな。
もともと強い香りの花じゃないし。
お花見の時期は人が集まりすぎて、人自体のにおいや宴会の食べ物のニオイが充満してましてね。
桜の香りなんかわかりゃしません。
もちろん見た目も美しいのですが、あの上品で可愛らしい香りを感じられないのは実に勿体無いと思う。
私の田舎は桜の名所でもありまして。
春休みで平日は最高でしたね。
あまり人気がない満開の桜を友人たちと思い切り楽しんだものでした。
風が吹くと、さくらの花びらとあの可愛い香りがふんわりとやってくる。
それが私の最高の花見だった。
大阪や京都はもちろん、私の田舎まで花見客は増加していて花見というより人見です。
バラの季節も思うのだけど、何故人は花を見ながら肉を焼くのか。
くさい。
ほんまくさい。
何故肉の煙で花の匂いを消してしまうのか。
香りを、楽しみたい私は本当に大嫌いだ。
今日仕事が早く終わったので、娘に付き合ってもらって近くの小さなお花見スポットへ行ってみた。
出店とかはもう出されていなくて祭り感はなかったが、静かで心地よい桜並木を楽しめた。
道にたくさんの桜の花が落ちていた。
1つひとつ拾ってクンと嗅いでみると私の知っている香りがする花があった。
思わずウットリとして、ずっとずっとクンカクンカしながら歩いた。
香りが強いのに出会えて最高に嬉しい!
家にかえるまでクンクンし続けてしまった。
娘はあきれていたけど。笑
今年、やっと本当の意味でお花見ができた。
すごく幸せ。
ありがとう。さくら。