うちの旦那は花粉症がひどい。
毎年ひどくなってるかもしれない。
その昔、鼻がかゆくて悶絶している私に「鼻をかめばいいじゃないか」とマリーアントワネットの「パンがないならお菓子を食べたらいいじゃない」みたいに言った旦那。
それを根にもっていた私は旦那が花粉症になった時には「それみたことか!!!うわははははははh」と悪魔のように笑ったものだった。👈
今年は本当に目がアカンらしくとうとう眼科で目薬をもらってきた。
ここで初めて発覚したのだけど、どうやら旦那は目薬が苦手らしい。
そんなこんなで、最近うちの家では旦那の決死の目薬さしを見ることが出来るようになった。笑
昨日の夜も寝室で旦那が呻き始めた。
「ぬぬ~んぬうううううううううううん~。はあはあはあ」
何事かと思えば旦那が目薬を 握りしめている。
また始まったわ。めんどくさいのう。。。
さんざん唸ってからやっと目薬の蓋を開けた。
「ええいままよ!!!南無三!!!!!!」
と叫んだが、、、
「おおう、おう、、、、、」と嘆き始めて先に一向に進まない。
「何時間かかんねんな!」
とイラついて私が声を荒げたら、、
「今日は寝るか!明日起きてからさせば、、いん…だ…よね…」
「アホなこと言わんと早よさし!!」
旦那の目は固く固く閉じられていて閉じた目の線すら見えないくらい閉じている。
人はこんなにまで目を閉じることができるものなのかと驚くくらいだ。
「南無三!!!!!」👈口だけ
「早よしいや!南無三何回目や!あははははははは」
もうこうなると哀れな旦那の姿が可愛いやら面白いやらで笑いが止まらなくなった。
ヒイヒイ笑っていると、、、
「そんなに笑えてお前は人生楽しいなあ。俺のおかげやなあ…ええいままよ!なむさん!」
さすか?
やっと目の近くに目薬を持っていった!!!!
「ぐあああああああああああああ!!!!!!!」
………………
目薬をさしもせず、すうっと旦那の手が下がる。
「きっと笑い話になるさ、、きっとな…」
「もうええし!!寝るな!早よさせええええええええ!!!」
「精神統一のじゃまするなよ!俺のタイミングがあるんじゃあああああ!」
「何時間かかってるねん!」
「いや、5分くらいやんか!」
「いや!三時間はたってる!」👈
旦那が拳骨で頭をぐりぐりしてくる。ぐああああああああああ!!
また精神統一が始まる。。。
超スローモーで目薬を近づけ始めた旦那。。。。。
いよいよか…
…
ぽて…旦那の手が又落ちる。と思ったら
「南無三!!!!!!」何回目や!!!100回目か!!!!👈
その時だ
「うるさいいいいいいいいいいいいいい」
と娘が私たちに寝室に来た!
「寝れへんわ!!!!!!!!!!近所迷惑やし!やめて!」
娘に叱られた旦那は「ひひんひひんふんふん」
と泣きながらとうとう意を決した。
ぽと
「ぐわあああああああああああああ!」
と転がりまわる旦那。
まだ片目だ。👈
「ふんぬうううううううううううううううう!」
ぽと。
やっとさした旦那は枕に顔を突っ伏しておうおう泣いている。笑
それを見届けた娘はすう~と自分の部屋へ帰っていった。
なんでこんなにまで大変なんだ。
なんでそんなに怖いんだ。
水泳の時に水中で目開けるやん。それとどう違うんだろう。
旦那の過去にいったい何が…
大仕事を終えて寝てしまった旦那の目から涙の後が、、、、
ごめんよ笑って、、、でもなんか可愛いんだよ。