小学校高学年くらいだったかな。
私は祖母の家で古くてボロボロの漫画アクションを見つけた。
父が読んでいた物らしかった。
私が生まれる前に発行されたその黄ばんだ週刊誌からは埃のにおいがした。
表紙の絵は「ルパン三世」。
新連載と書かれていて、ページをめくるとルパン三世の第1話が始まっていた。
見慣れた少女漫画や父親が私に与えた少年漫画とは全く違う絵柄とストーリーに驚きながら、
これが本物のルパン三世なんだ!と思ったのを思い出す。
その頃、ルパン三世パート2が人気で「カリオストロの城」が大当たりしていたのかな。
私の田舎ではケーブルを引かなければルパン三世をちゃんと見ることができなかった。
でもぼんやりとなら見ることができたので、テレビの砂嵐の向こうで動くルパンらしき人物を必死で目で追って見た覚えがあります。
だから私の初めてのクリアなルパン三世は、多分、、本家本元の「ルパン三世第1話」なのかもしれない。
しかし幼かった私はアニメのルパン三世に夢中になった。
原作はチラチラと読むくらい。
子どもにはわかりきらない大人の世界だったのだろう。
ルパン三世の生みの親
モンキーパンチ先生が亡くなった。
そう聞いた私は不意にあの埃臭い
ルパン三世第1話を思い出したのだ。
おばあちゃん家の二階の部屋のにおいや室温。
投げ出された私の小さい足の上の漫画アクション。
最初に銭形が出てきた。
ルパンはエッチなにいちゃん。
GO GOシーンがあったような。。
ルパンが好きでいつも追いかけているくせにこの思い出はなかなか出てこなかった。
でも、今日は出てきた。
私の中でモンキーパンチと言えば
ルパン三世颯爽登場なんだ。
モンキーパンチ先生。
こんなにも、好きなキャラクターに出会わせてくれて。
大切な思い出もくれて。
本当にありがとうございました。
みんなみんな
ずっとあなたのキャラクターたちを愛し続けますよ。永遠に。
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