映画が作られている事を知ってから数年間、今か今かと待ち続けていた映画
「ばるぼら」
やっと予告を観れた時、部屋を転げてもんどりうちましたよ、、もう。
私は原作はなんとなく読んだ事があるくらいで、作品の熱狂的なファンではない。
じゃあ何を熱狂してるのか?
二階堂ふみである。
私の最推し女優のふみちゃんが!オレのふみが!👈👈👈
ばるぼらを演じてくれるという事が私を駆り立てているのだ。
映画が公開されたと同時に旦那と観に行きました。
さて、感想はというと
OPから世界観を全て表すようなキレッキレッのジャズが流れて最初からビリビリしびれさせてくれます。作品そのもののような曲で素晴らしい!(サウンドトラック欲しい!)
ふみちゃんがスクリーンに現れるや否や見事に「ああ、本物ばるぼらがいる!」と心が震えちゃいました。ああ!「ばるぼら」はこんな声でこんな喋り方するんや、、、とウットリ。
さて物語の主人公の小説家、美倉の稲垣吾郎ちゃん。
原作の美倉は吾郎ちゃんみたいに美男子ではないが、超頑固の変態というキャラクターは吾郎ちゃんにピタッとハマっていたので違和感がなさすぎた!(ありがたい)
更にコナン・ドイルの撮影なので、俳優たちのみならず画面全体が美しい。
新宿が舞台なのだが、現在のような昭和のような、、いつの時代なのかわからない雰囲気を巧みに作り上げている。
風景は今の風景だけど、「ばるぼら」というキャラクターが昭和の雰囲気があるのかな。ボロボロの服を着て、大酒飲みでタバコを吸いまくるとか。。
昨今の映画やドラマでは中々見ない女の子だから。そこに妙に憧れてしまったりします。(私の中の中2が暴れる、、)
美しく自由奔放でミステリアスな「ばるぼら」に主人公でなくともどんどん惹かれていくのは仕方ないかと思われます。👈
手の付けられないあばずれだったり、可愛い少女にもなれるし、突然セクシーな大人の女になったり、魔女のような妖しさも女神のような神々しさも持ち合わせておいでなんですよ。(知らない人は頭こんがらがっているでしょうなあ、、でもそういうキャラクターなんです)
「ヤバイよ、、」と美倉に忠告してくれる周りの人も数々いれど「そんなの関係ねええええ!」と、どんどん彼女にハマっていって理性を失うというか無くしていく主人公。。
わかるぜ!美倉あ!
そんな風に彼と一緒に落ちていくのが楽しくもありました。👈👈👈
美倉がばるぼらの元彼に「お前も同じ道をたどるんだ!」的な事を叫ばれていましたが、いやあ、、映画を観ている私にも言われている感じがしましたね。笑
ラストの地の底まで落ちきった美倉の鬼気迫るシーンはさすが吾郎ちゃん!いっちゃってる演技は秀逸です!!!
でもなぜか主人公が可愛そうに思えないんですね。
彼はあれで幸せだったのかなと感じました。
原作のニオイはそのまま、新しい世界観をつくりはったな、、、手塚眞監督、、、ふふふふfと思いながらパンフレットを見るとね、脚本が載っているんですがね。。。。。
ラストがね、、映画とちゃうんですよーーーーーーーーーーー!!!!!
そしてどうやらそのシーンは撮影したが、結局ぶった切ったぽい、、、、、
まーじーでー!!!
いやあそれあった方が色々納得いくやん!それないからなんとなくぼんやりした終わりかたやったやん!監督ーーーーーーーーーー!
ネタバレだから言えないけどーーーーー!
もやる気持ちを抱えながら時間は経ち、完全受注生産のブルーレイも発売され(買った)今やアマプラで観れる時代になってしまいました。。
やはりこれは原作を読まなきゃいけないな、、、、と思い電子BOOKで購入して一気読みをキメました。。。
ヒイ。
ひいいいいいいいいいいいい。
手塚眞監督、、、、、驚くほど原作に忠実!!!
父親の作品をと言えど監督として大きくアレンジしてはるかなと思ったのに、、
リスペクトがすごいんだろうなあ、、、
最初に美倉がばるぼらを拾ってマンションへ連れ帰るシーンなんか漫画の絵そのまんまで、その一コマを三次元化したみたいなんです。これには驚愕いたしました。
(後再現率でいえば満場一致でばるぼらの母ムネーモシュネーでしょう。これも完璧な三次元化でした。)
ラストも脚本と同じだよーーーーーー本当にカットしないで欲しかった、、、
改めてちゃんと読み返してめちゃめちゃ面白い!!!やはり手塚治虫は天才だったんだなあと当たり前の事を実感させていただきました。
これをふまえてもう一度映画を見返すともっとビックリすることがあるかもしれない、、、、
よし女神を再度堪能させていただきまーーーす!
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