Gardenがーでん

ひとりの主婦の小さな世界 

7年前のあの日

7年前の今頃、私は会社の一室にいた。

いつまでも終わらない揺れ。

ゆうらゆうら

気持ち悪い。

 

なんやろ。地震かな。と上司がテレビをつけた。

 

東北で地震??

え?

関西だよ。ここ。

なんで、ここまで揺れてるの?

 

 

その時テレビから見た映像は忘れられない。

もの凄い速さで大きな大地がみるみるうちに

波にのまれていく。

 

映画なのか?

まさか本当じゃないよね。

 

私は恐怖で震えた。

娘に電話をした。

娘はちょうど本屋にいたらしく、

自分の目眩だと思ったらしい。

 

その日の夜、食事の約束をしていた友人にキャンセルのメールをした。

え?関西は大丈夫やん?

と言われたが、私は一刻も早く家族の元に帰りたかった。

 

会社から家まで電車で40分

その距離さえ恐ろしく感じた。

 

 

家に帰っても

テレビをつけると夢だと言って欲しい映像が永遠に流れる。 

 

そして自分の無力さに絶望した。

 

 

あれから

被災をした人と仕事で関わることがあった。

皆、明るく元気でたくましかった。

更に自分のちっぽけさが浮き彫りになった。

 

小さく弱い自分。

 

情けなくて涙が止まらない。

 

私は彼らに何かひとつでも役に立てただろうか。

私が出来たのは変に気遣わず

笑顔で接しただけ。

 

それだけ。

 

今日テレビをつけると

あの日の事を伝える内容ばかり。

 

式典で黙祷が始まる。

 

何故か涙が止まらず、ちゃんと黙祷できない。

 

何言ってるんだろう。

お前何にも無くしてないだろ。

と言われそうだ。

 

でも。

他人事ではないんだ。

私は他人事とは思えなかったんだ。

 

だって

あそこには

私と同じように生活している人がいた。

 

同じ。

同じなんだよ。

 

遠くだから大丈夫なんてない。

 

おんなじ

同じ人。

 

もう一度

黙祷しよう。

今度は泣かず。

 

勇気をだして

行動しよう。

 

もっともっと笑顔を返せるように。

 

 

 

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