うっかり。
ついうっかり。
悪ものの映画を立て続けに2本も観てしまった。
どうしたんだろう。普段は絶対観ない映画だ。
正直、両方胸くそ悪い内容。
GYAOさん、、、、
こんな映画が観れるのだから私は健康なのかしらん。
皆さんに観て欲しい映画ではないので詳しくは書かないが、思った事を少しだけ?書こうと思う。
まず、「渇き。」
レビューも散々たるものが多い。
「わけがわからない」
「期待外れ」
「ついていけない」
こう書かれた方は「真人間」だなと思う。
実際に目の前で起こったことなら、そう感じるだろう。
俳優さんたちは本当に豪華。
役所広司さんはアカンけどカッコイイ。
怖いけどカッコイイ。
気持ち悪いけどカッコイイ。
観た後すぐ、宝くじの良きパパのCMがこわくて見れなくなるかと心配したくらいだ。
CMを見たら「ああ、別の人だ」と素直に思えた。
それは役所広司が凄い俳優なのだろうということだ。
妻夫木聡さんが人でなしのヤバイ役柄だったが、似合っていた。。。
オダギリジョーくんにいたっては、らしかった。笑
この作品はまともな人間は誰ひとりとして出で来ない徹底したものだった。
次は「凶悪」
これは実話とのこと…
保険金や土地をだまし取るためにどんどん人を殺していく男を追い詰める雑誌記者のお話。
ピエール瀧さんはすごかったな。
本当にそこにいる人と思わせる凄みがあった。
ニオイまでしてきそうな。
と、ここで私の中に変化が起こった。
バイオレンスシーンが永遠と続くのだけど、途中から何かがマヒしてきた。
元々、作り話であろうが弱者に対して感情移入が激しすぎる私はこんなのは苦手だった。
でも、だんだん目の前に流れるシーンが、何かが動いている。くらいの認識しかなくなってきたのだ。
歯の治療で麻酔が切れて歯が痛んでいるから頭がぼんやりしているのか?
なんなんだろうこれは。
あかんやつや。
こんなの見たら、人間もただの動物と感じる。
ああ、アカン。
怖いのばかりみてはだめ。
怖くなくなるのが怖い。
結局。
怖いものに慣れてしまう恐怖を感じた二本でした。