2019年の大河ドラマ「いだてん」が終わってしまった。
さ、、さみしいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!
1回ものがさず1年間観続けた。。。
世間では視聴率が歴代大河で最低だのおもろないだの散々言われていますが…
私はね!「いだてん」のおかげで毎週日曜日が楽しみでならなかった。
今年は「いだてん」があったから幸せに過ごせた!って堂々と言えますね!!!
昨年は昨年で「西郷どん」を夢中で観ていたのですが👈
次回作は私の大好きな阿部サダヲさんが主演と聞いてすごく楽しみにしていたんですね。でも記者会見とか見ていると中村勘九郎さんとW主演とな???
なんだなんだそれ!サダヲちゃんは後半の主役??え~なんだ~つまんないいいい
サダヲちゃああああんてな事思いながら観始めました。笑
正直最初は頭の中が大混乱!!!!
冒頭から4つの物語が進んでいくんですもの!
中村勘九郎演じる日本人初のオリンピックマラソン選手「金栗四三」
阿部サダヲさん演じる日本のオリンピックを招致した「田畑政治」
時代も場所も違う4人の物語が入れ違いに目まぐるしく進んでいくんですよ。
ここで既に世間に叩かれ始めましたし、離れて行った視聴者もいたようですが…
その人達に言いたい
「いやあおしかったね~~~残念だったねえ~」ははは
そこをちと我慢したら相当楽しい1年間だったろうに!
物語が進んでいくにつれて一見とっ散らかった人物たちが、だんだん繋がってね!
全員が最終回(東京オリンピック)に向かって融合していくんすよ!
まるで最終回の為の1年にも及ぶ長い長い物語のよう。
も~圧巻!!!!圧巻でした。。。。涙
私はあまり歴史には興味がなく、特に近代史には全く興味がありませんでした。
でも今回「こんなことがあったんだ!知らなかった。。知ることができてよかった」と思えました。
私と同じように思う人も多かったのではないでしょうか。
日本人が初めてオリンピックに出たのは明治45年ストックホルムオリンピックで陸上選手がたった2人だけの参加だったこと。
その一人が金栗四三というマラソン選手でストックホルムでは「消えた日本人」として有名だったこと。(彼がコースを間違えた上倒れてしまい、ゴールできなかったため)
初めて知った事はいっぱいいっぱいあったけど一番驚いたのは
昭和15年に東京オリンピックが開催される予定だったという事実!
し、、、知らなかった…
日中戦争がおこったりして混乱していた為、実現しなかったなんて…
これはかなりの衝撃でした。
この歴史を教えていただいただけたのが凄く嬉しい!!
ありがたや~
OPも大好きでした。
軽快で、祭り感満載のあのテーマ曲!!!!
毎週ワクワクが止まりませんでした。
次の東京オリンピックのメインテーマにすればいいのに!!!!!!!!!
もりあがるよ!きっともりあがるよ!
【DTM】大河ドラマ「いだてん」東京オリムピック噺~メインテーマ【打込】
ああああああああああああああああ!
まじOPセレモニーで流して欲しい…
かつて日本を背負ってオリンピックに出た選手たちも、スポーツにも全く興味がない私をアツくさせて泣かせてくれました。
日本人初の女性オリンピック選手「人見絹江」さん。
期待を一身に背負い出場した1928年のアムステルダムオリンピック。
100メートル走の予選に敗退した彼女が、日本女子スポーツの未来の為にもこのままでは帰れない!と泣きながら800メートルに出場させてくれと泣くシーンは何度見ても一緒に泣いてしまいます。
そのシーンはコチラ(絶対みて!)☟
そして日本女子初の金メダリスト「前畑秀子」さん
初出場のロサンゼルスオリンピックで銀メダルを獲得したのに、日本に帰ってみると「なぜ金じゃない」とのバッシング、、、、、、(ひでえ)
次のオリンピックを目指して猛特訓した前畑さんは、ものごっついプレッシャーの中、ヒトラーが統率していた1963年のベルリンオリンピックに出場。
ドイツの選手と競い悲願の金メダルを獲得!!!!ほんまに…ほんまに…すごい、、
そして名前だけは知っていても一体どのくらい強かったのか知らなかった「東洋の魔女」と呼ばれるバレーボール日本女子代表の皆さん。
幼き頃に見ていた「アタックNO.1」というアニメさながら(逆の東洋の魔女がモデルであった物語のはず)の練習と気迫…
ああ!知らなかったのが恥ずかしいいいいいいいいい
というほどの日本スポーツの歴史。。(あれ男子は?スマン私女子だからつい、、)
この歴史を、人々を繋いで行った主軸たる人物「嘉納治五郎」はこれまた素敵な方!アツくて明るくおおらか。きっとたくさんの人が彼のファンになったと思います。
役所広司さんが演じたことで魅力が倍増したんじゃないかな。
(実は昨年私はうっかり(まだだよ)「渇き」というこわ~い映画を観てしまった。
この映画の役所広司はマジこわい…当分彼を見たくないくらいの勢いだったのだけど、嘉納治五郎さんを見ていると、、、きれ~にあの恐怖は消えた。凄い役所広司凄い…泣)
いやあ、、四三さんが可愛い、、、、可愛い、、、めちゃかわいい!!
走るのが好きで走ることしかできない。
奥さんや周りの人は大変だったけど、きっと彼のひたむきさに巻き込まれて楽しくもあったんじゃないかな???
彼のしゃべる熊本弁「とつけむにゃあ~」とか、私の中でブームでした。笑
阿部さんの代表作だなと思える。
彼は田畑さんだった。阿部サダヲではなく。
田畑さんを知る人が「化けて出たのかと思った!」と言っていたとのこと。
写真を見ると見た目は全く似ていない。だからまるで憑依したかのようだったんでしょうね。
田畑さんも周りにいると大変だろうな…というキャラだけど、彼も周りを巻き込んで大きな渦を作って行く人だったんでしょうね。
つくづく思ったんですけど、大きな事を成し遂げる人っていうのはこういう人なんだろうなと。これだけ自分というものを強く持った人でないとできないんだなと。
(このブログのタイトルじゃんね~は田畑さんの口癖です。笑)
戦争によってたくさんの才能ある選手たちがオリンピックで競えなかったこと。
無念の中死んでいったことも教えてもらいました。
39回らへんです。
オリンピックの本編とは何も関係なさそうな落語と五りんというキャラクターが最期に最後に全部をつむぐ人物だとわかるラスト。
たまらんです。ああそこんとこ見て欲しい。
なんかとっちらかってしまいました。
しかし皆さんクドカンはマジ凄いですね。ホンマ。。。。
それぞれ色んな思いを抱えたキャラクター達がたくさん出て来るんです。
でも皆の思いが糸をつむぐようにつむぐように時代が流れ、大きな1本の糸になるのが見えるラスト、、、、(´;ω;`)ウゥゥ
ラストに皆の思いが集結する壮大なドラマなんて初めてみたように思います。
なんてすごい満足度だ。
圧巻。その一言につきる。
皆さんもし見る機会あれば
あれば是非みてください。
感動のラストが次のオリンピックへのワクワクをこれでもか!ってくらいくれますから!!
追伸
次のオリンピックの聖火ランナーを金栗四三さんに走って欲しい。
戦争のせいで聖火ランナーの夢がかなわなかった彼に走って欲しい。
中村勘九郎さんに憑依した四三さんに。