Gardenがーでん

ひとりの主婦の小さな世界 

お義母さんのお見舞いに行く

お義母さんが入院して4日たった。

義弟から

「電話で問い合わせると、淡々とご飯を食べていると聞いた」と一度連絡が入ったきり。

きっと誰も見舞いに行ってないのであろう。

 

相変わらず義妹からは、あーしてあげたら?こーしてあげたら?の連絡ばかりが入る。

 

日曜日で旦那が休みなのでお見舞いに行く事にした。

ここでひとトラブル勃発!

旦那の実家の車の鍵を義弟夫婦に預けてしまっていた。(⊙ロ⊙)

日曜日の昼までになんとか鍵を実家に届けてくれないか?と頼むと

用事があるやら仕事があるやら言われて

持って来てくれる様子は全くない。(╬⊙д⊙)

 

仕方なく電車とバス、徒歩で病院へ行く事にした。片道一時間半!( ;∀;) ええけど!

 

極寒の山道を登り病院に着いた。

 

お義母さん。どうしているのか。泣いてないだろうか。辛がっていないだろうか。

色々な思いが渦巻く中、病院に入る。

 

ちょうどご飯どきだったので多くの患者さんが食堂に集まっていた。

入って行くと直ぐにお義母さんが私達に手を振った!

airちゃん!」

今日は私がわかっている! !( ;∀;)

お義母さんはこの前より元気そうに見える。

 

何事もなかったように旦那と私に話をする。

「色んな人いるでしょ?ふふふ」

「あの人はまだ席についてないわ!呼びにいかなきゃ!」

とか周りに世話を焼きまくって職員さんに制止されていた。( ;∀;)多動は変わってない。

 

旦那がお義父さんが亡くなったので、お悔やみを沢山の人に言われるという話をすると「ふーん」みたいな顔をしていた。

解ってないかもなあ。

 

お義母さんの部屋を見せてもらった。初日のような拘束部屋ではなく普通の4人部屋。

ちゃんと物が入れられるロッカーもある!

入院初日に渡せなかった歯磨き粉と

家族写真(一人ひとりの名前を顔の横に書いた)を渡す。

 

私が書いた名前を読みながら嬉しそうに写真を見ていた。

私達に返そうとするので、

「ほら、お義母さんの名前を書いてあるやろ?これはお義母さんのやで。」というと安心して飾ってくれた。

 

「私元気でしょ?すぐ退院できるわ」

と言っていた。ホンマそんな感じである。

「もうご飯やし!じゃあね!」みたいにサラッとお義母さんからサヨナラされた。笑

 

 私の叔母もそうだが家に一人でいるとボケが加速したが、グループホームへ入るとみるみるうちにシャン!として来たものだ。

 

やはり沢山の人といる方が刺激になるのであろう。世話好きなお義母さんには叔母のようなグループホームがよいかもしれない。

 

あの狭い家に私と2人でいた時のあのモンモンとした空気はここには無い。

私はそう感じたが旦那は違うんだろうな。

 

夜、寝る前に旦那が

「オカンはあの家に帰れるんかなあ」と呟く。

「先生に聞かないとわからないね」と答える。

 

しばらくして旦那が「うわあ!」と言って飛び起きた。

「オトンが!オトンがここに来たみたいやった!」と怯えている。

母親を捨てたという感覚があるのだろう。

 

私も自分の母でないから解らないのかもしれない。

しかし、私の母は叔母のようなグループホームに入る!と既に言っている。

そう言ってくれているだけでありがたい。

 

私は?どうする?

私も娘たちにどう宣言するか考えなければいけない。

 

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