「今度は愛妻家」という映画がある。
私の大好きなトヨエツが主演なのだ。
金髪でガラの悪そうなトヨエツ。珍しい。。。
おまけに「今度は…」なんて言っているからきっととんでもない旦那役なのだろう。
有名なカメラマンだけど今は写真を撮らなくなってフラフラしているという役どころみたい。ははhなるへそ。。。そう思いながらも、観始めました。
ファーストシーンは2人が旅行に行っている所から始まるのですが…
まあ。ホンマ、こりゃまた嫌な男(旦那)ですわ。
奥さんがどんなに喋りかけても全部無視!
だるいめんどくさいの連発!ホンマおもろない旦那やわ~てな感じ。
奥さんのさくら役が薬師丸ひろ子さんなんだけど、これがまた、無茶可愛い奥さんなの!こんな可愛げ満載の奥さんをよくもまあ、あんなにまで蔑ろにするなあ。トヨエツよ…
最初のシーンでトヨエツ演じるカメラマンの俊介が普段どんな風に奥さんに接してるかはよーーーーーーーーーーーくわかります。
その後のシーンはほとんど自宅兼事務所で繰り広げられるんだけど…
彼のいるリビングを見て、私は最初から小さな違和感を感じてしまった。
その違和感は的中していたのだけど、その秘密は物語の終盤までハッキリは明かされないんですよね~
やっぱそうかよおおおおおってなりますよ★
さくらが旅行に行くというので、駆け出しの女優蘭子(水川あさみ)と浮気をしようとする俊介。
でもタイミングよくさくらが何度も忘れ物だと家に帰ってくる。
ここのすったもんだの掛け合いがコントみたいで凄くおもしろい。
2人の夫婦感がよく表れているんですよ~
さくらが出ていくとドンドン他の登場人物が家にやってくる。
俊介の弟子の誠(濱田岳)
おかまのブンちゃん。(石橋蓮司)
ワイワイと騒がしくする様子を見て、この人達が俊介に世話を焼いているのだなと感じます。
それなのに誰にでも悪態をつきまくる俊介。ホンマこんな男とはよー住みませんわ。
そんな中、さくらが度々家を出て帰らない日が増えてくる。
そうなるとだんだん寂しくなるんですよね!男って。笑
悪態をつきつつも時折悲しい顔をみせるようになる俊介。
そしてとうとう、さくらに別れを告げられる。
「私好きな人が出来たの。別れましょう。」
ここね。
このシーンね。
ここね。
もーーーーーーたまらんの!
トヨエツ演じる俊介のあの
捨てられた子犬みたいな超絶切ない表情!!!!
これはファンとして悶絶します…
あの嫌な男が突然可愛くなってきます。。。。
(あ、可愛いのはトヨエツだからだよ。うん。そこは間違えないでね!)
「最後に写真を撮って」と言われてずっと手にしていなかったカメラのシャッターをきる。このシーンの薬師丸ひろ子の可愛さはパネエです。マジほんと。
嬉しそうに写真を撮る俊介の姿はさくらへの愛があふれている。
なのに
どうして
いつもあんなに蔑ろにしていたのか。。。
写真を現像するシーンで全てが明らかになり、私たちは号泣する。
ゆーかこれ
普段あんまり奥さんを見ていない旦那さんに見て欲しい映画だよね。
家のヤツには何言っても大丈夫~とか
黙って言う事聞いときゃいいんだよ。とか
好きにさせてくれよ!とか
また今度な、今度。とか
その今度な。
その今度って無いんだよ。
「今度は愛妻家」という題名だから今度なればいいやって思える物語じゃないよ。
今。
今しかないことあるんだよ。
今だし、今日なんだよ。
って事を訴えて来る映画でした。
捨てられた子犬みたいな顔になんないためにも今を大切にしようね。
私も旦那を大事にするます!