昔から観てみたいと思っていた映画の1つ「ベニスに死す」
理由は御多分にもれずこの世のものとは思えないほどの美少年「ビヨルン・アンドレセン」を拝みたいからであります✨
なんじゃこれ。( Д ) ⊙ ⊙
ありえなくないですか?天使??ギリシャ神話の神??
拝まさせてくだされええええええ~✨
というヨコシマな気持ちだったので、どんな内容なのかほとんど知らず観ました👈
ど~やら
物語はある老作曲家が療養の為にベニスに訪れます。その滞在先のホテルで美しい少年に出会い夢中になってしまいます。しかしベニスでは疫病が流行り始めてしまい…
みたいなお話のようです。👈
映画の冒頭はヨーロッパ映画特有の、あの、の~んびりした~たらたら〜した場面が永遠かと思うくらい続くんですよねこれが。(-_-)
すっかり大阪のおばちゃんの私はイライライライライライライライラライラライラライラライラ…笑
主人公のグスタフさんは少し落ちぶれた作曲家のようです。
真面目でプライドが高いという印象の人物であります。
(私は字幕で観たのですが、主要なセリフしか訳していなくて何を言っているのかわからない部分があり雰囲気で観るしかないシーンがたくさんあったのでこの物語を理解できていないかもしれませんが…)
なんだか常に機嫌が悪く、どこか寂しそうなこのおっちゃん。
どうやら幼い娘さんを亡くし仕事も上手くいってないことが回想シーンでわかります。
回想シーンで多いのが、友人のアルフレッドさんとの怒鳴りあい。
まあこの方が「何をそんなに怒っておりますのや」と突っ込むくらいやーやー怒鳴っていてはりまして。。
芸術家が自分の意見を戦わせてるというシーンのようですが、考え方がまるで逆なので常怒鳴りあいですわ。(何故付き合ってるんや!と突っ込みたくなるくらい笑)
しかしながら難しい言葉で言い合いをしてるので、ほとんどなんや解りません。笑
1つだけわかったのが
グスタフ「美しいものは努力して作るもんだ!!!」
アルフレッド「美は自然に発生にするものだ!」
私(どっちもあるよ…喧嘩しなさんな…)
まあそんな中ですわ。やっとやっと出てきますわ。
ビヨルン・アンデレセンが!✨✨✨
ホテルのフロアのシーンがこれまた永遠かというほど長く長く流れ切った時、ふいに天使が舞い降りる訳です。
家族と休暇を楽しんでいる美少年タージオにグスタフは一目ぼれ。
心奪われるよね。。わかるよ。おっちゃん。。男も女も関係ないよね。あなたは決して間違ってないよ。
自然発生の美を見つけちゃったグスタフさん。くやしいけどあのいけ好かないアルフレッドのいう通りだったね…
グスタフさん、そこから落ちていく落ちていく!
タージオを目で追うだけではたらず、ついにストーカーのように彼を求めて徘徊するようになります。
初めて恋をした少女のような表情でタージオを見つめ続けていて、なんだか可愛いく感じてしまうくらいだ。
(私は思わずチャップリンの「街の灯」を思い出しました。盲目の花売り娘に恋をしたチャップリンがみせる表情としぐさとソックリでした。)
作曲家としてのプライドを持ち、美しい妻と可愛い娘の父だったころの力強い男の影は全く消え失せてしまっています。同じ人間と思えないくらいの変貌ぶりです。
タージオもグスタフがチラチラ自分を見ている事を知っていて(まあ気づくわな)すれ違う時にフッと笑いかけたりするんでうよね~
グスタフが「そんな風に笑ったらダメだよー!」と悶絶するシーンがありまして、もうまるで少女漫画の主人公ばりのリアクション!!(かわいい)
これはヤバイ!と気づいたグスタフは一度ベニスを離れようとしたが、トラブルで出立できなくなりホテルにやむなく帰るシーンで彼はずっと薄笑み浮かべてるんですよ。(嬉しさが顔にでちゃってる!又タージオと会える喜びが漏れ漏れ!)
こんなベタな少女漫画の世界に事件が起こるんです。
なんだかベニスの街がやたら消毒されているんですよ。
ホテルや街の人に聞いても誰も口をわらない。
グスタフはやっとコレラが流行っていることを突き止めます。
ベニスは観光で持っている国だから、コレラが流行っているなんて口外できない…と街ぐるみで隠していたんです。。。
(ゾッとしましたね。ナウまさに日本のナウじゃないですか。。感染症を甘くみていて自分の首を絞めまくっている我が国と重なりました。
なんてタイムリーな…)
グスタフさんはタージオ家に事実を知らせてベニスを発つように言おうとしました。が、これは妄想だけに終わり結局タージオ見たさに自分もベニスに居座ってしまうんですよ~👈おいおい
もうラスト近くのシーンですが、グスタフが理容店に行くんです。
理容師が無頓着にならずに綺麗にしなきゃいけませんよとか言ってグスタフの髪を染めます。そして顔を白塗りにし??ラストに薄っすら口紅まで塗るではありませんか???
え、、この時代は男性もこんな化粧をしていたの??
周りの女性でもいなかったぞこんな、、、ピエロみたいな化粧…il||li(ФДФ;) il||li
ベニスを発つというタージオ家を追いビーチによろよろとやって来るピエロ顔のグスタフさん。もうフラフラで足元もおぼつかない。完璧にコレラにかかっているのがわかる。
ベニスの明るい陽射しの中でタージオを見つめながらグスタフは力尽きました。
頭から黒い汁をたらして(髪染めたんじゃないのかー!黒い液体塗っただけかーい!)タージオとは対照的な醜い姿で…
THE END
これはもっと観たり本を読まないとわからないな…
でも美少年を拝む為だけに観始めたけど、知らない間にグスタフの哀れさが胸にきていました。私も歳を重ねて彼の気持ちが少なからずわかるからでしょうか。
でも最期に未知の世界に夢中になれてよかったね。と言いたい。命を投げ出すほどの片想いしたんだもんね。なんかすげえや。
今度はグスタフさんを注目してこの作品にふれてみよう。
ビヨルン・アンデレセンと言えば今話題の映画「ミッドサマー」に出演していて、相当なイケ親父姿を見せてくれている。
普通可愛い子役は見る影もなくなるのが世の常であるが、まあようこんなに保ったまま爺さんになったものだと感動する。
グスタフさんに見せてあげたいわ。あなたの崇拝は間違っていなかったと!
グスタフと一緒にときめいてみたい方はぜひ観てみてくださいー!
実はこの映画のDVDをだんなに中古で手に入れてもらいました。
するとDVDについた帯がくにゃくにゃとよれていたので、「これで値段が安かったんやね」と旦那に言うと、、、、
「あほー!それデザインや!よー見い!」
あ、、
あ、破れてるんか思うたが、、、
はははははははは
「デザイナーに謝れ!笑」と叱られました。ちゃんちゃん。