公開初日、仕事終わりに友人と映画館に飛び込んだ。
朝から足を負傷し痛みがあったが迷わず病院よりこちらを選んだ!!
草彅剛がトランジェスターの凪沙という女性を演じると話題の映画。
いろんな場所でその美しい姿をみた私は凪沙の余りの美しさに強く惹きつけられ、絶対観たい!と意気込んでいた。
母性というテーマもありそうで、母親の私は刺さるだろうと想像していたんですね。
この映画なんと925秒の予告動画があるんです。
おいおいええのんか?と突っ込みたくなるが、更に私の期待を爆上げするものでありました。
時間ある方はどうぞ👆
さて、映画を観た感想は、、、
だいぶ覆されましたね。
私は所詮ミーハーな気持ちだったことが思い知らされました。
凪沙の美しさはもちろん期待以上に心奪われうっとりさせられました。
つよぽんのどこからあの美しい仕草が生まれてくるのだろう?
本当に本当に美しすぎた。美術品のようだった。
しかし、それ以上私の心をとらえたのはトランジェスターという問題だった。
「私は何も知らなかったんだ。」と強く思い知らされた。
トランジェスターの人達の苦しみが具体的にリアルに私の心に流れ込んできた。
こんなに、こんなに辛くて苦しい思いなんだと。
分かった風な口きくなと言われるかもしれない。
分かっているとは言えないかもしれない。
でも今までのどんな情報よりも私は強く感じる事ができたのは本当だ。
その事に気づいてからは美しい人や母性という私の淡い期待は吹き飛んでしまった。
彼らの苦しみが大きく大きく私を支配してしまったようだった。
それと母親に虐待され、凪沙の元へやってきた一果を演じた服部樹咲ちゃん。
彼女が凄すぎた。みているとだんだん彼女の存在感がデカくなってきて気が付くと草彅剛と肩を並べるくらいになっていたように感じた。
正直予告を観た時は特に感じなっかた。
でも予告をみた上の娘が
「この子凄いな」と言った。私がそうか??と返すと娘は
「つよぽんと並んで劣って見える?」と言った。
それが今更のように頭をぐるぐる回った。
ホンマ気づくの遅い👈
同級生のりんちゃん役の子も光ってた。
りんというキャラクターがかなり魅力的だったんだんですよ~
もっと見たかったなと思うくらい。
映画館にポスターとつよぽんのサイン。
ユトリロの絵のような凪沙。寂しい美しさ、、、
1日たっても、凪沙の苦しみが頭をはなれない。
観ている間、体の芯から何度も震えた。
この震えはずっと消えないだろう。