昨年末にロームシアター京都で草彅剛主演舞台「アルトゥロ・ウィの興隆」を観てきました!!
ひとりのギャングが支配者へのし上がっていく過程を描いた物語でヒトラーを題材にしているそうです。
ようするに、あの時ドイツで何が起こっていたか、どんな空気感だったのかを体感できる舞台なんですね。ヒイイ。
感想としては。
私って歴史が苦手で、誰やらさんと誰やらさんがこうゆう過程でこうなってあ~なってなんちゃら条約が決裂してあ~たらになるとチンプンカンプンになります。
多分この舞台ではそれを簡素化してくれていると思うんですよ。
しかし、ヒトラーの活躍の説明が劇中文章で見せてくださるのですが私はよくわかりませんでした。(多分歴史を知らないからでしょう。)
そして外国人名のお話あるあるですが、人の名前が覚えられないのでえ?この人何の人だったかな?現象がおこりました。笑
くしくも人の顔が判別できない後ろの席だったので、おばあちゃん余計にわかんなかったよう。ヨボヨボ。
しかしですよ。
この舞台は劇中に歌がはいるんです。オーサカ=モノレールさんによる生バンド演奏で
つよぽんがジェイムズ・ブラウンをゲロッパー!!!と熱唱するんです。
まあなんと華やかで力強い事か!!ダンサーのお姉さんたちも美しくてず~と目で追っていましたよ!👈
最初につよぽんが出てきた時に「え?アテレコ?」と思うくらい低い声でしゃべっていて驚きました。普段出さない声と大熱唱を1ステージ3時間続けて喉をつぶさないつよぽん、、超人か!!
それに、羽が生えているのかと思うくらいしなやかな動きにも魅了されます。
何をどう見てもカッコイイのです。このアルトゥロ・ウィという人物は。
いやあ悪い事してるんですよ。人をだましてどんどん始末していく恐ろしさもあるんです。しかし観客は彼にすっかり魅了されている。だからそんなに悪い事と思えなくなってくる。
そして彼が私たちに賛同を求めた時にためらわず皆左手を上にあげて
「ハイル!ウィ!!」ハイル・ヒットラーをしてしまうんです。
あの時代の熱狂とはこんな感じだったのか!
盲目的にヒトラーを信じてしまったドイツ国民はこんなふうな感覚を味わったのだな。。
これが作者や演出の白井さんの目的とは。。。
やはり草彅剛だ。
彼だから皆に左手を上げさせられたのだ。
みなさんご存じの通り彼はそんなに歌が上手いわけではない。
しかし魂込めたシャウトは絶品だった。
双眼鏡持って行ってよかった。ここぞというときは彼の表情をじっくり見させていただいた。もうそこには私が知る“つよぽん”はどこにも存在しない。
あれはウィだ。非情でアツくて美しい獣ウィだ。
カーテンコールの2回目だったかな?普段のつよぽんの表情で出てきてくれた。
アルトゥロ・ウィのコスプレをしたつよぽんかとおもうくらい別人だった。
どのくらい別人かを比較していただくために、初演前のつよぽんのYouTubeを貼っておきます。笑いますよ。マジで!
「大政奉還てよくわからない~」と言っていて驚愕しました!
これを聞いてから大政を奉還している徳川慶喜をみるなんて、、、、、
しっかり奉還してはりました。。笑
憑依型とよく言われていますが、ほんとにそうなんじゃないか、、、
彼は体を貸しているだけじゃなかろうかと思えるくらいいつも別人です。
☟一番すごかった別人例
ほんと役者「草彅剛」を見るのが楽しみでならない!
豊洲は今日から!羨ましい~